すこしむずかしいかな?

(1)温泉(おんせん)の歴史(れきし)

 箱根温泉(はこねおんせん)は、火山からできている温泉(おんせん)で、泉質(せんしつ)のちがう温泉(おんせん)が豊(ゆた)かに湧(わ)き出(だ)しています。

 

 その昔(むかし)、温泉(おんせん)の湧(わ)き出(だ)す周辺(しゅうへん)に温泉場(おんせんば)ができて、江戸時代(えどじだい)には湯本(ゆもと)、塔之沢(とうのさわ)、堂ヶ島(どうがしま)、宮ノ下(みやのした)、底倉(そこくら)、木賀(きが)、芦之湯(あしのゆ)が、「箱根七湯(はこねしちとう)」と呼ばれていました。

 

 このころの温泉(おんせん)は、病気(びょうき)やけがを治(なお)すために長(なが)く滞在(たいざい)する「湯治(とうじ)」にくるのがほとんどでしたが、そののち、現在(げんざい)の観光入浴(かんこうにゅうりょく)に似(に)た、旅(たび)の途中(とちゅう)に、東海道(とうかいどう)をそれて、湯宿(ゆじゅく)に一泊(いっぱく)する「一夜湯治(いちやとうじ)」が盛(さか)んになりました。

 

 昭和(しょうわ)30年代以降(ねんだいいこう)、観光客(かんこうきゃく)が増(ふ)えるとともに、温泉開発(おんせんかいはつ)が盛(さか)んに行われて現在(げんざい)では「十七湯(じゅうしちとう)」にまで増(ふ)えています。

 

 

(2)町役場(まちやくば)の温泉(おんせん)の仕事(しごと)

 箱根町役場(はこねまちやくば)には、温泉(おんせん)を供給(きょうきゅう)することを主(おも)な仕事(しごと)としている「温泉係(おんせんかかり)」というところがあります。

 

 箱根町(はこねまち)は、温泉(おんせん)に恵(めぐ)まれない芦ノ湖畔(あしのこはん)に、温泉(おんせん)を供給(きょうきゅう)し、地域(ちいき)の活性化(かっせいか)をすすめ、併(あわ)せて町(まち)の観光産業(かんこうさんぎょう)の発展(はってん)を図(はか)ることを目的(もくてき)に昭和(しょうわ)40年から進(すす)めてきました。

 

 はじめは、芦之湯地区(あしのゆちく)の旅館(りょかん)に供給(きょうきゅう)していましたが、その後、元箱根地区(もとはこねちく)へ供給(きょうきゅう)し、現在(げんざい)では箱根地区(はこねちく)にも供給(きょうきゅう)を広(ひろ)げてきました。


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