動物の愛護及び管理に関する法律

 町には、猫についてのご相談や苦情が寄せられています。ご相談の多くは、猫の糞尿被害や鳴き声について困っているという内容です。なかには、猫の捕獲や処分を希望される方もいます。しかし、猫は愛護動物として「動物の愛護及び管理に関する法律」によって保護されており、捕獲や衰弱させるなどの行為は法律で禁じられていることから、町で捕獲や処分をすることはできません。また、野良猫へのエサやりを禁じることもできません。

動物の愛護及び管理に関する法律(以下「動物愛護法」とする。)が令和2年6月1日に改正されました。
野良猫を含む愛護動物に対して殺傷・虐待・遺棄することについて以下のとおり罰則が規定されています。

  • みだりに殺し又は傷つけた場合は、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金
  • 動物を虐待した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  • 動物を遺棄した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金

飼い猫について

 飼い主の方は、適正な飼養方法で責任をもって終生飼養をしましょう。

室内飼育をしましょう

 室外飼育の場合、交通事故や感染症、猫同士のけんかなど命に係わる危険が多くあります。また、糞尿等により近隣トラブルの原因にもなります。猫の安全や健康の保持、近隣トラブル防止の観点から室内飼育をおすすめします。
 猫の寿命は室内飼育で15年ほどで、野良猫だと5年ほどと言われています。長く付き添うためにも、室内で飼いましょう。

不妊去勢手術をしましょう

 子供が生まれても飼えないなど繁殖を望まない場合は、不妊去勢手術を受けましょう。猫は生後半年ほどで妊娠することができ、あっという間に増えてしまいます。近年では飼えなくなるほどペットが増えてしまい、飼育できなくなる多頭飼育崩壊が起きています。また、不妊去勢手術を行うと、生殖器系の病気の予防やストレスの軽減などの効果も得られます。

 なお、箱根町では猫の不妊・去勢手術にかかる費用の一部を補助しています。

※ 猫はとても繁殖力の高い動物です。猫の妊娠期間は約2か月で、年に2~4回出産が可能であり、一度の出産で4~8頭出産します。メス猫は生後6か月から妊娠が可能となり、1頭のメス猫が1年後には20頭以上に数が増えてしまいます。

 

※環境省パンフレット「もっと飼いたい?」より

 

猫の不妊・去勢手術補助金

 猫の不妊・去勢手術にかかる費用の一部を補助します。

対象者

 町内で猫を飼養管理している方又は所有者の判明しない猫を責任を持って世話している方

補助要件

・町内に住所を有すること。
・町税などを滞納していないこと。
・1世帯につき、各年度中3匹までとします。

補助額

不妊手術(メス) …3,000円
去勢手術(オス) …2,000円
※手術費用の2分の1が上限となります。

申請手続きと流れ

 手術の後に、所定の申請書と領収書(手術実施者の記名押印のあるもの)を環境課もしくは各出張所に提出してください。
 なお、申請について、審査した後、町から決定通知書を送付いたします。 

飼い主のいない猫について

 飼い主のいない猫は、もともと飼い猫だったといわれています。飼い主に捨てられてしまった猫が野外で繁殖をして増加してしまいました。飼い主のいない猫を増やさないためにも、飼い主の方は責任をもって、終生飼養をしましょう。

無責任な餌やりはやめましょう

 野良猫に「かわいい」「かわいそう」といった気持ちだけで餌を与えると猫が集まってしまい、糞尿や鳴き声など近隣の方の迷惑になってしまいます。野良猫に餌を与えることは野良猫の面倒をみることであり、野良猫を飼っているということです。無責任な餌やりはやめましょう。

 また、野良猫に餌を与えることにより、イノシシ等の野生動物が町中に出没することもあります。餌を与える場合は責任をもって片付けましょう。

餌やりのマナーについて

1 餌やりをする猫には、不妊・去勢手術をしましょう。

2 地域の方々に声をかけ、理解を得るように努めましょう。

3 餌やりの時間はきちんと区切り、餌やりが終わった後はその場所をきれいに片づけましょう。

4 餌場周辺のこまめな清掃を実施しましょう。

5 餌場の近くに猫用のトイレを設け、決まった場所で排泄行為を行えるようにしましょう。

6 排泄物はすみやかに片づけましょう。

7 飼ってくれる人を探す努力をしましょう。

※参考:神奈川県小田原保健福祉事務所作成チラシ

 

<簡易トイレの作成方法>

(1) プランターや発泡スチロールを用意する。

(2) (1)の中にやわらかい土や砂、砂利を入れる。

(3) (2)に上に猫の糞尿のにおいがついた土などをのせる。

 

「さくらねこ無料不妊手術事業」への参加について

 箱根町では、公益財団法人どうぶつ基金が手術費等を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体と連携してTNR事業を行っています。

 「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこ TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。

 公益財団法人どうぶつ基金ホームページ www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/

 

ボランティア団体によるTNR活動実績(令和3年4月1日から令和3年10月31日)

湯本地域 温泉地域 宮城野地域 仙石原地域 箱根地域 合計
3匹 4匹 11匹 35匹 3匹

56匹

令和2年度TNR活動実績(令和2年4月1日から令和3年3月31日)

湯本地域 温泉地域 宮城野地域 仙石原地域 箱根地域 合計
12匹 2匹 6匹 53匹 45匹 118匹

・公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。