町営水道では、皆さまが安心しておいしい水を飲んでいただけるよう、水の健康診断を定期的に行っています。検査値は、人の健康状態と同様に、多すぎても少なすぎても悪いものがあります。

一般項目水質検査結果

令和3年度検査結果(平均値)

検査項目 水質基準
及び単位
湯 本 大平台 宮ノ下 二ノ平 畑 宿 元箱根 箱 根
一般細菌 100個/ml以下

0

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大腸菌 検出されないこと 不検出 不検出 不検出 不検出 不検出 不検出 不検出
塩化物イオン 200mg/l以下 5.9 2.8 4.4 5.3 3.2 7.3 12.6
有機物(TOC) 3mg/l以下 0.1 0.1 <0.1 <0.1 0.1 0.1 0.1
PH値 5.8~8.6 7.5 7.7 7.2 7.2 7.6 7.3 7.8
異常でない 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
臭気 異常でない 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
色度 5度以下 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0
濁度 2度以下 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1
残留塩素 0.1mg/l以上 0.3 0.3 0.2 0.3 0.3 0.3 0.3

(水道法第4条及び第20条並びに規則15条に基づくもの検査機関 (財)北里環境科学センター)

水質検査項目の説明

 
一般細菌 物を腐らせる生き物(微生物)がどの位いるかがわかります。塩素滅菌の必要量の目安となり、美味しい水まずい水の指標ともなります。
大腸菌 人や動物の体から排泄されたものに汚染された水であるかどうかを確認し、塩素滅菌の必要量を判断する指標とします。給水管で大腸菌が検出される水は滅菌が十分でないため使用できません。
塩化物イオン 食事に使用した食塩(塩化ナトリウム)の排出によって汚染をうけている水かどうかを確認するために行います。
有機物等(TOC) 物を腐らせる生き物(微生物)がどの位いるかがわかります。塩素滅菌の必要量の目安となり、美味しい水まずい水の指標ともなります。
PH値 水に溶けている物質を予測する指標にしますが、中性(7.0)より少しアルカリ性(7.5位)の水が飲みやすく美味しく感じられます。
水に溶けている物質により変わりますが、一般的に硬水よりも軟水のほうが味がよく炭酸が適度に含まれた水は旨い水といわれています。
臭気 水に溶けている有機物や塩素滅菌の塩素の臭いが一般的です。専門に臭気の強度を調べる人もいて、人間の嗅覚は非常に鋭敏で個人差があり水の旨さにも関係します。
色度・濁度 水に混ざっている細かい粒や、水に溶けているものが光の明るさや反射によって、人の目に濁りや色として映り、視覚的にまずい水となります。また、混ざっているもの、溶けているものによって使用する事ができない水となります。
残留塩素 人の体に有害な細菌を殺すために入れるもので、水道法では末端の蛇口で0.1mg/L以上あることが決められています。塩素の臭いを消すためには十分に沸騰させるか浄水器を通したあと使用するとよいでしょう。

 

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