老朽化消火器の取り扱いにはご注意ください!

老朽化消火器の破裂事故が起きています。

・令和2年、愛知県名古屋市の飲食店及び令和3年、兵庫県姫路市の事業所において、従業員が消火器を用いて

初期消火を試みたところ、消火器が破裂し、容器が体に当たり負傷しました。破裂した消火器は製造後20年以

上経過しており、底部は腐食し、点検も未実施でした。

破裂事故の原因

・消火器が長い間、雨風に当たる場所や湿潤な場所に置かれていると、本体が腐食したり変形し、使用時に高い

圧力が加わることにより破裂することが原因と考えられています。

事故防止のための注意事項

・消火器は風通しがよく湿気が少なく目につきやすい場所に設置してください。

・消火器を屋外に設置する場合は格納箱に収納してください。

・日ごろから、消火器の外観が腐食していないか、大きな傷や変形がないか確認し、異常を発見した場合は、絶

対に使用しないでください。また訓練でも使用しないでください。

・消火器の適応火災のマークが「文字表示」の消火器(旧規格消火器)は、2021年12月31日までに新規格消火

器交換してください。

 

・製造メーカー推奨する業務用消火器の設計標準使用期限は、製造よりおおむね10年です。それを超えるもの

は、交換してください。また、住宅用消火器の有効期間はおおむね5~6年です。ご家庭に任意で設置している消

火器には交換義務はありませんが、当該期間内での交換を推奨します。

不要になった消火器の処分

・消火器は一般のごみ(不燃物)の回収には出せませんので、専門業者に処分を依頼することになります。詳し

くは消火器リサイクル推進センターのHPをご覧ください。

・なお町消防本部では、秋の火災予防運動中(11月9日から15日)の土曜日に有料で専門業者による回収を予定

しておりますので消防本部消防総務課予防係(82-4505)にお問い合わせください。

 

消火器リサイクル推進センター

URL:https://www.ferpc.jp/

日本消火器工業会リーフレット

URL:https://www.jfema.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/06/katashiki_shikkou_201906.pdf

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