かえりびなが結んだ絆
4月8日から、さくら館ロビーでかえりびなと仙台オリジナルつるしびなの展示が行われています。
宮城県の仙台市宮城野区と箱根町宮城野という地名の縁もあり、東日本大震災以降復興支援で現地を訪れて交流を続け、かえりびなの作成指導にもあたっている茂村ひとみさん(宮城野)が仲間とともに「いつか宮城野でみんなの作品を展示したい」と願ってきたことが今回、ようやく実を結んだ展示会だそうです。
展示されているのは「震災をゼロとして再出発してほしい」という思いが込められたかえりびなと、邪気を払い長寿を導くとされる桃をモチーフに、今なお行方不明となっている2600人の人たちが生きている証を込めた桃のつるしびな、故郷を思い仙台の特産品などがあしらわれたつるしびなで、被災した人たちが結成した「仙台かえりびなの会」(代表 松崎翠さん)と「仙台高砂つるしびな結(ゆい)の会」(代表 菊池敏子さん)らが一つ一つに思いを込めて作ったものです。
松崎さんは、被災後しばらくは家のカーテンを開けることすらできず「自分は生きていていいのか」と思い悩みながら生活していたそうですが、かえりびな作りをきっかけに少しずつ外に出、人と話せるようになり、今では「自分も笑顔でいられるし、このおひなさまを見た人が笑顔や元気になってほしいと思って毎日を過ごせるようになったんです」と話してくれました。
この展示会は、4月20日(月)まで開催されています。きれいでかわいらしいたくさんのひな人形を見に、さくら館にぜひ出掛けてください。
宮城県の仙台市宮城野区と箱根町宮城野という地名の縁もあり、東日本大震災以降復興支援で現地を訪れて交流を続け、かえりびなの作成指導にもあたっている茂村ひとみさん(宮城野)が仲間とともに「いつか宮城野でみんなの作品を展示したい」と願ってきたことが今回、ようやく実を結んだ展示会だそうです。
展示されているのは「震災をゼロとして再出発してほしい」という思いが込められたかえりびなと、邪気を払い長寿を導くとされる桃をモチーフに、今なお行方不明となっている2600人の人たちが生きている証を込めた桃のつるしびな、故郷を思い仙台の特産品などがあしらわれたつるしびなで、被災した人たちが結成した「仙台かえりびなの会」(代表 松崎翠さん)と「仙台高砂つるしびな結(ゆい)の会」(代表 菊池敏子さん)らが一つ一つに思いを込めて作ったものです。
松崎さんは、被災後しばらくは家のカーテンを開けることすらできず「自分は生きていていいのか」と思い悩みながら生活していたそうですが、かえりびな作りをきっかけに少しずつ外に出、人と話せるようになり、今では「自分も笑顔でいられるし、このおひなさまを見た人が笑顔や元気になってほしいと思って毎日を過ごせるようになったんです」と話してくれました。
この展示会は、4月20日(月)まで開催されています。きれいでかわいらしいたくさんのひな人形を見に、さくら館にぜひ出掛けてください。


復興支援を続ける茂村さん トークに花が咲いていました


古布などが使われ色鮮やかなかえりびな


一人ひと桃運動でたくさんの桃が作られました


仙台名物があしらわれたつるしびな これはずんだ餅バージョン


こうした取り組みを通じて元気を取り戻したそうです


取材に行った9日に集まっていた皆さんで記念に一枚

登録日: 2016年3月20日 /
更新日: 2016年3月20日