明治時代の初め、箱根における最初の近代開発となった小田原~湯本間の新道開削や馬車鉄道の敷設を主導したことや、町内に残る国指定重要文化財「福住旅館金泉楼・萬翠楼」を建てた人物として知られている福住正兄ですが、その業績は多岐にわたるものでした。

 特に、彼は二宮尊徳に直接教えを受け、後にその教えを『二宮翁夜話』など数々の著作を通じて広めるとともに、彼自身も尊徳の行った報徳仕法に基づいて、自らの旅館や湯本の立直しに尽力するなど、高弟のひとりとして有名になります。
 また、国学や和歌などにも造詣が深く、旅館を訪れた有名人とも様々な交流を行った正兄は、当時の箱根を代表する文化人でもあり、その足跡は今でも町内に見ることができます。

 こうした福住正兄の様々な活動について、文政7年(1824)に生まれてから200年にあたる本年、関連する資料などからご紹介します。

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開催期間・開館時間・休館日

開催期間:令和6年10月5日(土)から12月15日(日)まで

開館時間:午前9時から午後4時30分まで(入館は4時まで)

休館日:毎週水曜日、毎月最終月曜日

会場

箱根町立郷土資料館特別展示室

料金

一般300円、小中学生150円

料金についての詳細は、利用案内のページをご覧ください。

関連イベント

箱根探訪会「福住正兄の足跡をめぐる」

福住旅館「金泉楼・萬翠楼」の見学をはじめ、湯本周辺の史跡見学のほか、当館企画展の展示解説を行います。

開催日時:12月5日(木)10 時から15 時頃まで

※申し込み方法などは、箱根探訪会のページをご覧ください

ミュージアムリレー 第346走

神奈川県西部地域ミュージアムズ連絡会(WESKAMS)事業の一環として、学芸員による展示解説を行います。

日時:11 月15日(金)14時から16 時まで

会場:当館

定員:15名 ※先着順

参加費:無料

申込み:直接電話(0460-85-7601)にて申込みください

締切:11 月14 日(木)

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