令和7年度 観光美化・自然愛護優秀作品集

刊行にあたって

 

          箱根町長 勝俣 浩行
  

 富士を映す明鏡芦ノ湖や美しい山なみを中心とした一大自然美を有し、ほぼ全町が国立公園に指定されている、私たちのまち「箱根」は、この恵まれた環境下で育まれた歴史や文化、さらに豊富な温泉により古くから観光の町として栄え、多くの方々から愛されています。
 現在では、国内外から年間2千万人の観光客が訪れるこの町では、豊かな自然環境を守るべく、昭和45年に全国に先駆けて「観光美化推進都市」宣言を行うと同時に、「観光美化憲章」を制定しました。同年に観光美化・自然愛護標語、作文、ポスターコンクールを開始し、今回で56回目を迎えることとなりました。本コンクールは、次世代を担う子どもたちが観光美化・自然愛護についての関心とその実践を高めるとともに、本コンクールの作品を広く発表することにより、住民や観光客の方々に美化思想・自然愛護思想の普及啓発を図ることを目的としております。今年も419点と大変多くの児童・生徒から本コンクールへ応募いただき、応募いただいた作品は、子どもたち自身が環境問題を自分のこととして捉え、美しい箱根への想いに溢れ、国際観光地としての責任と誇りを強く感じさせるものでありました。
 これらの作品に接することで、多くの方々に「自然の大切さ」や「ごみの減量・再利用」「自然への配慮」といった美化思想・自然愛護思想が広がり、住民のみならず観光客にも共感の輪が広がることを期待しております。
 最後になりましたが、来年2月で、富士箱根伊豆国立公園は、指定90周年という節目の年を迎えます。これまでに皆様方からいただいた多大なご支援、ご協力に対して御礼申しあげますとともに、先人から引き継がれたこの自然豊かな美しい箱根を後世に遺すべく、皆様方のより一層のご協力を賜りますようお願い申しあげます。

 
※作品集には、令和7年11月9日(日曜日)に湯本小学校にて開催予定の第62回美化大会の式典にて表彰する入賞作品のみを掲載しております。

 

箱根町民憲章

 箱根は、 富士を映す名鏡芦ノ湖や美しい山なみなど、 豊かな自然と古い歴史の中で培われた文化遺産と力強い産業を持つ国際観光都市です。
わたくしたちは、 この恵みに感謝し、 互いに助け合い、 人々の幸せと、 世界の平和に尽くすことのできる町づくりを目ざして、 ここに町民憲章を定めます。
 

  1. ふれあいを大切にし、 笑顔で 「ありがとう」 と言える人になりましょう。
  2. 健康で働くことをよろこび、 思いやりの心を育て、 明るい家庭を築きましょう。
  3. 責任あるみんなの発言と行動によって、 活力のある住みよい町をつくりましょう。
  4. 豊かな自然と文化を守り、 育て、 次の世代に伝えましょう。
  5. 国際感覚を養い、 世界の平和に貢献しましょう。

平成8年7月23日 制定

 

箱根町観光美化推進都市宣言

 私たちの町は国立公園であり、 それはいうまでもなく、 国民全体のためのもので、 かつその資源は、 すべての住民が幸福に生きるための大切な資産でもあります。 私たちは、 明るく、 美しい自然と、 豊かな人文資源とによってはぐくまれた、 私たちの町を愛します。 そして、 ますます公徳心を養い箱根を訪れる人々は、 それぞれの楽しさを忘れず、 次に訪れる人々のために快適な環境を保つ心が必要であります。
 ここに箱根町は、 広く国民のあこがれの地となり、 更に国際的役割を果し、 合わせて住民の恒久的繁栄を願い、 箱根を大切に美しくするために、 自然に調和する観光美化推進都市とすることを宣言します。

昭和45年3月18日 制定

 

箱根町観光美化憲章

 一、美しい箱根を、 よごさないようにしましょう。

 一、美しい箱根を、 こわさないようにしましょう。

 一、美しい箱根を、 育てるようにつとめましょう。

昭和45年3月18日 制定

 

標語の部 1等

学校名 学年 氏名
仙石原小学校  1年  加藤 結杏 (美化大会朗読標語) 

 

ポスターの部 1等

学校名 学年 氏名
恵明学園小学校 2年  浦 彩乃
湯本小学校 3年  中村 凪 
仙石原小学校 4年  鈴木 杏花
仙石原小学校  5年  瀬上 ミイナ 
恵明学園小学校 6年

 津嶋 花恋 (啓発用ポスター)

 

作文の部 1等

題 名 学校名 学年 氏名
箱根の美しさを守るために 函嶺白百合学園中学校 1年  西堀 愛禾  
エコな観光地 函嶺白百合学園中学校  2年  柳田 華恋 
旧街道から学ぶ「自然との共生」 函嶺白百合学園中学校  3年

 古宇田 千歳  (美化大会朗読作文)

 

お問い合わせ先