2021年8月10日(火)にブータン王国からパラリンピックに出場する選手団5名(選手3名、コーチ2名)が箱根町で事前キャンプ(※1)を実施するため、来日しました。練習会場・宿泊場所となる星槎大学箱根キャンパスでSKYプロジェクトに係る実行委員会(※2)の構成団体(神奈川県、小田原市、箱根町、大磯町および星槎グループ)で出迎えをしました。同国からはパラリンピック初出場となり、「歴史をつくるために日本に来た」と活躍を誓っていました。

 8月10日(火)から19日(木)まで10日間の事前キャンプがスタートしました。星槎大学箱根キャンパスグラウンドおよび城山陸上競技場(小田原市)でトレーニングをして、パラリンピック本番に臨みます。

※1 事前キャンプとは、時差や気候への順応のために大会前に任意に行うトレーニングキャンプであり、開催都市だけでなく国内各地で実施されます。

※2 SKYプロジェクトに係る実行委員会(神奈川県、小田原市、箱根町、大磯町および星槎グループ)は、ホストタウン相手国(エリトリア国、ブータン王国およびミャンマー連邦共和国)との交流を目的として、本プロジェクトは平成28年4月22日に設置しました。

 

事前キャンプの様子(YouTubeでの配信)

 

 

競技日程

〇アーチェリー(男子個人リカーブオープン)

 日時:8月27日(金)14時から ランキングラウンド

 場所:夢の島公園アーチェリー場

 (72本の矢の合計得点により決勝ラウンドの相手が決定。)

 結果:30位(31名出場)この結果により1回戦の相手が決定

 【ライブ配信なし】

 

 日時:9月3日(金)11時45分から 決勝ラウンド(1対1のトーナメント形式)

 場所:夢の島公園アーチェリー場

 1回戦の対戦相手:キリル・スミルノフ選手

 (ロシアパラリンピック委員会・ランキングラウンド3位・世界ランキング28位)

 結果:1回戦敗退(2-6)

 【NHK東京2020パラリンピックのサイトからライブ配信あり】

 ペマ・リグセル選手(世界ランキング59位)が出場しました。

 

 

〇男子砲丸投(障がいのクラスF40)

 日時:8月29日(日)10時53分から 決勝

 場所:オリンピックスタジアム

 結果:9位(9名出場)、記録6.31m(自己ベスト更新)

 【NHK東京2020パラリンピックのサイトからライブ配信あり】

 ギルツェン・ギルツェン選手が出場しました。

 

 

〇女子砲丸投(障がいのクラスF40)

 日時:9月4日(土)9時41分から 決勝

 場所:オリンピックスタジアム

 結果:9位(10名のうち1名棄権)、記録5.04m(自己ベスト更新)

 【NHK東京2020パラリンピックのサイトからライブ配信あり】 

 チミ・デマ選手が出場しました。

 

 

選手紹介・コメント

ペマ・リグセル選手(33歳・アーチェリー男子個人リカーブオーブン(※3)に出場)

 ブータンは小さい国で練習場所も少ないですが、初めてのアーチェリー選手として頑張りたいです。

チミ・デマ選手(27歳・女子砲丸投〈障がいのクラスF40(※4)〉に出場)

  パラリンピアンになる目標がかなった今は、ベストを尽くすのみです。私と似たような障がいのある人、日常生活を普通に過ごせない人たちに良い意味で「できる」ということを知ってほしいです。

ギルツェン・ギルツェン選手(28歳・男子砲丸投〈障がいのクラスF40(※4)〉に出場)

  私たちは、歴史をつくりに来ました。自覚をもって行動したい。ブータンにいる障がいのある人たちが、前に出てきて社会を変えられるように、また、努力すれば必ず結果が得られることをこれからの行動で示したいです。

※3 弓の形が異なるリカーブオープンとコンパウンドオープンがあります。リカーブオープンは通常の弓と同じ構造で、70メートル先の的を狙います。

※4 障がいのクラスF40は、低身長症のことです。

前列左からカルマ・ツェリンコーチ、ペマ・リグセル選手、ペンジョア・ギルセンコーチ

後列左からチミ・デマ選手、ギルツェン・ギルツェン選手

 

練習風景

ペマ・リグセル選手は臨時のアーチェリー施設で暑さにも負けず、星槎大学箱根キャンパスグラウンドで黙々と練習していました。70メートル先の的に当たった矢はコーチが回収してくれます。

 

 

チミ・デマ選手(女子砲丸投)とギルツェン・ギルツェン選手(男子砲丸投)が星槎大学箱根キャンパスグラウンド脇の臨時砲丸投施設で練習しました。また、城山陸上競技場でも練習を行いました。

左からギルツェン選手、チミ・デマ選手

左からギルツェン選手、チミ・デマ選手

 左からギルツェン選手、チミ・デマ選手

 

交流等の内容 

【町長・副町長表敬訪問】

 8月11日(水)に勝俣町長および伊藤副町長の表敬訪問がありました。選手・コーチらからは、「美しい山並みが故郷のブータンに似ており、練習後のリフレッシュとなる温泉も最高で箱根という素晴らしい環境の中、快適にトレーニングでき、感謝しています」との言葉がありました。

【パラリンピック聖火フェスティバル採火式の見学】

 8月13日(金)にパラリンピック聖火フェスティバル採火式が星槎大学箱根キャンパスの屋内運動場で開催されたことから、選手団5名が見学をしました。式典の最後に披露された獅子舞を見て選手団は喜ばれていました。

 

 

選手村へ向けて出発

ブータン王国のパラリンピックに出場する選手団5名が予定より1日遅れで、8月20日(金)午前10時30分に選手村へ向けて出発しました。

皆さん応援よろしくお願いします。