令和6年度 観光美化・自然愛護優秀作品集

刊行にあたって

 

          箱根町長 勝俣 浩行
  

 私たちのまち「箱根」は、富士を映す名鏡芦ノ湖や美しい山なみを中心とした一大 自然美を有し、ほぼ全町が国立公園に指定されており、このもとで育まれた歴史や文化、 更には豊富な温泉に恵まれ、多くの方々が訪れる国際観光地であります。
 本町は、こうしたかけがいのない豊かな自然環境によって成り立っており、この自然環境こそが、本町を支える最も大切な財産であると言えます。
 改めて「環境」とは何かを考えた時、それは「環境資源」であり、資源であるがゆえに有限なことから、私たちはこれらを保全しつつ、持続可能な形で享受するとともに、次世代へと確実に繋いでいく必要があります。
 本町では、昭和45年に全国に先駆けて、「観光美化推進都市宣言」を行うと同時に、「観光美化憲章」を制定しました。同年に観光美化・自然愛護標語、作文、ポスターコンクールを開始いたしました。本コンクールは、次世代を担う子どもたちが観光美化・自然愛護についての関心とその実践を高めるとともに、本コンクールの作品を広く発表することにより、住民と観光客などに美化思想・自然愛護思想の普及啓発を図ることを目的としており、今回で55回目を迎えることとなりました。今年も439点と大変多くの児童・生徒から本コンクールへ応募いただき、応募いただきました作品は、子どもたち自身が環境問題を自分のこととして捉え、環境問題への想いや、美しい箱根を後世に伝えたい、遺したいという気持ちが力強く表現され、またそのためには自分に何ができるのか考えられておりました。
 この作品集には、令和6年8月23日に箱根神社にて開催した第61回美化大会の式典にて表彰した入賞作品のみを掲載しておりますが、いずれの作品も、箱根への想いに溢れた、秀逸な作品となっておりますので、是非ともご覧いただき、児童・生徒の想いに共感していただくとともに、先人から引き継がれたこの自然豊かな美しい箱根を後世に遺すべく、皆様方のより一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 

箱根町民憲章

 箱根は、 富士を映す名鏡芦ノ湖や美しい山なみなど、 豊かな自然と古い歴史の中で培われた文化遺産と力強い産業を持つ国際観光都市です。
わたくしたちは、 この恵みに感謝し、 互いに助け合い、 人々の幸せと、 世界の平和に尽くすことのできる町づくりを目ざして、 ここに町民憲章を定めます。
 

  1. ふれあいを大切にし、 笑顔で 「ありがとう」 と言える人になりましょう。
  2. 健康で働くことをよろこび、 思いやりの心を育て、 明るい家庭を築きましょう。
  3. 責任あるみんなの発言と行動によって、 活力のある住みよい町をつくりましょう。
  4. 豊かな自然と文化を守り、 育て、 次の世代に伝えましょう。
  5. 国際感覚を養い、 世界の平和に貢献しましょう。

平成8年7月23日 制定

 

箱根町観光美化推進都市宣言

 私たちの町は国立公園であり、 それはいうまでもなく、 国民全体のためのもので、 かつその資源は、 すべての住民が幸福に生きるための大切な資産でもあります。 私たちは、 明るく、 美しい自然と、 豊かな人文資源とによってはぐくまれた、 私たちの町を愛します。 そして、 ますます公徳心を養い箱根を訪れる人々は、 それぞれの楽しさを忘れず、 次に訪れる人々のために快適な環境を保つ心が必要であります。
 ここに箱根町は、 広く国民のあこがれの地となり、 更に国際的役割を果し、 合わせて住民の恒久的繁栄を願い、 箱根を大切に美しくするために、 自然に調和する観光美化推進都市とすることを宣言します。

昭和45年3月18日 制定

 

箱根町観光美化憲章

 一、美しい箱根を、 よごさないようにしましょう。

 一、美しい箱根を、 こわさないようにしましょう。

 一、美しい箱根を、 育てるようにつとめましょう。

昭和45年3月18日 制定

 

標語の部 1等

学校名 学年 氏名
箱根の森小学校  1年  いしざき せな  

 

作文の部 1等

題名 学校名 学年 氏名
はこねのかんこうち、かいぞくせん 箱根の森小学校 2年  鈴木 楓 
物を大切にして、ごみをへらす 仙石原小学校 3年  四條 実愛  
私の家から見える早川 箱根の森小学校 4年  神谷 希歌
みんなが気持ちよく歩ける箱根 仙石原小学校  5年  清水 こまち 
自然と人との協力 恵明学園小学校 6年

 塩谷 柚樹 

 

ポスターの部 1等

学校名 学年 氏名
函嶺白百合学園中学校 1年  鮎川 通子  
箱根中学校 2年  四條 結愛 (啓発用ポスター)
函嶺白百合学園中学校  3年  飯塚 文毬  

 

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