特色ある教育環境
園・小・中一貫教育(分離型)
町では、平成27年度から「箱根を愛し かしこく やさしく たくましく」を箱根教育の合言葉に、すべての幼稚園・保育園・幼児学園・小学校・中学校で園・小・中学校一貫教育(分離型)を行っています。
箱 育 |
地域教育(観光学習)
”郷土箱根を知り、箱根を大切におもう礎づくり”を基本として、「地域教育(観光学習)」に取り組んでいます。
3小学校では、各校の6年生が、町立郷土資料館の学芸員の指導の下、”わらじ”をわら打ちの段階から自分で作り、その”わらじ”を履いて、箱根関所をスタートし、箱根旧街道の石畳を実際に歩く等、様々な体験を行っています。
また、箱根町は国際観光地であり、各小・中学校における総合的な学習の時間等では観光学習として箱根町の観光資源に焦点を当て、授業の充実を図り箱根を語れる人材育成に努めています。
○ 学芸員の指導でわらじを作る児童
○ わらじを履いて石畳を歩く児童
知 育 |
箱根ミニマム
すべての学習を成立させる上で必須の基礎的な知識・技能である「漢字の書き取り、計算」について、「箱根ミニマム」と称して、各小・中学校のすべての学年で実施しています。
子ども達は、朝などの隙間時間を活用して取り組んでおり、着実に学力の基礎が身に付いていると同時に、各小・中学校では、実施結果を踏まえて、指導方法の工夫や改善に活用し、子ども達の学習に役立てています。
徳 育 |
箱根ハートフルプログラム
「箱根ハートフルプログラム」とは、「友だち、先生等との人間環境づくり」や「社会性の育成」を目指した学習内容について、園・学校生活や授業の中で、発達段階に応じて学習し、「自立」と「共生」の力を養っていく教育プログラムのことで、各園・小・中学校で実施しています。
子ども達は、「箱根ハートフルプログラム」を通じて、社会性や豊かな人間関係づくりを系統的・計画的に学習していきます。
○「箱根ハートフルプログラム」に取り組む子ども達の様子
体 育 |
体力づくり~縄跳び~
各小・中学校では、持久力や 瞬発力などを高める効果がある「縄跳び」を共通のアイテムと位置づけ、「縄跳び」を取り入れた体力づくりを実践しています。
取り組んでいる縄跳びには2種類あり、一人でも気軽に出来て、技の種類を増やせる「短縄」と、仲間で跳びチームワークを楽しみながらできる「長縄」です。「短縄」では”チャレンジなわとびけんていひょう”を活用し、高度な技への挑戦を楽しみながら運動しています。運動会でも「長縄」による大縄跳びを行っており、日ごろの練習成果を目にすることができます。
○ ジャンピングボードを使用した「短縄」
○ 運動会での「長縄」
一貫教育の取り組み
すべての幼稚園・保育園・幼児学園・小学校・中学校において、様々な交流等が行われています。
◇授業交流(乗り入れ・出前授業)
一貫教育では、系統性を持って、人を育てることが大切な目的のひとつです。その手段として「乗り入れ授業(※1)」や「出前授業(※2)」を実施しています。
※1≪乗り入れ授業≫・・・小・中学校の兼務発令がされた教員が、継続的な授業を行う。
※2≪出前授業≫・・・小・中学校の兼務発令がされていない教員が、単発的に授業を行う。
◇行事交流
すべての園・小・中学校において、他園・校との行事交流等が充実しています。
◎小学校⇔中学校
箱根中学校の文化活動発表会に小学校3校の6年生が参加して、合同で合唱しています。
箱根中学校3年生が母校の小学校を訪問し、小学校6年生に中学校生活の様子を伝えています。
小学校3校の6年生が箱根中学校に1日体験入学しています。
◎小学校⇔小学校
小学校3校の6年生が一堂に会し、山のホテルで卒業記念会を行っています。
小学校3校の5・6年生が集まり、体育大会を行っています。
◎園⇔小学校
小学生と園児が一緒にさつまいもを収穫し、茶巾絞りづくりをしています。
◎園⇔園
4園の5歳児が一堂に会し、定期的に交流しています。
◇スクールバス
箱根町の地理的特性である離れた園や学校間の時間と距離を補う手段のひとつとして、スクールバスを有効活用しています。
保健健康福祉センターさくら館の温水プールを利用しています。
◇共通献立
各小・中学校の栄養士が給食の共通献立の実施について研究しながら、月に数回の共通の献立で給食を実施しています。