「マイナ救急」の実証事業を実施します
箱根町消防本部では、救急現場で救急隊が搬送先医療機関の選定を行う際に、傷病者のマイナ保険証(健康保険証利用登録済みのマイナンバーカード)を活用して必要な医療情報のみを閲覧し、救急業務の円滑化を図る実証事業を実施します。
この実証事業は、総務省消防庁主管の事業であり、全国すべての消防本部で実施するものです。実証事業へのご理解とご協力をお願いしますとともに、いざという時に備えて、日頃からマイナンバーカードを携行しましょう。
実証事業の概要
救急隊は傷病者等の同意を得た上で、マイナ保険証を救急車に車載したカードリーダーで読み取り、オンライン資格確認等システムにアクセス後、医療機関の選定に必要な医療関係の情報のみをタブレット型の専用端末で閲覧し取得した情報を基に適切な医療機関を選定して迅速に搬送します。
なお、意識の状態が悪いときなど、本人の同意が得られない場合も、状況によっては、情報を閲覧する場合があります。
実施部隊
町内救急隊 4隊(本署、湯本、仙石原、箱根の各救急隊)
実施期間
令和7年10月1日(水曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで
なお、令和8年4月1日(水曜日)から本格的に運用が開始される予定です。
期待される主な効果
現在、救急隊は救急現場で、傷病者の病歴、受診歴、服用している薬などの情報を、傷病者本人やその家族などから主に口頭で聴取しています。しかし、意識状態が悪いときや息苦しさなどで会話がしづらい、また、すべての薬の名前を覚えることが難しいなど、救急隊が正確な情報を収集するのに時間を要し、結果的に適切な医療機関に搬送することに時間を要してしまう場合があります。
そこで、傷病者のマイナ保険証を活用して、救急隊が搬送先医療機関の選定に必要な情報をより速やかに把握できれば、傷病者の精神的・肉体的な負担が軽減されるとともに適切な医療機関への、より迅速な搬送につながることが期待されます。

関連リンク
主管課
箱根町消防署 警備課救急係




