イノシシなどの被害にあわないために
箱根町の鳥獣による被害は、主に畑などの農作物被害と、庭園の芝生、庭木の損傷、地面の掘り返しなどの生活被害があります。
鳥獣被害にはいろいろな要因があり、被害防止のためには、町などによる加害個体の捕獲に加え、町民の皆さまたちも含めた、総合的で効果的な対策が不可欠となります。
箱根町内の鳥獣被害の現状と、被害防止対策についてマニュアルを作成しましたので、適宜ご利用ください。
箱根町鳥獣被害防止マニュアル.pdf [793KB pdfファイル]
イノシシの被害防止対策については、次の項目をご覧ください。(マニュアルにも同様のことが記載されています。)
イノシシの被害にあわないために
イノシシは本来、臆病でおとなしい性質を持っています。普通、イノシシが人に出会ってもイノシシのほうから逃げるので慌てる必要はありませんが、興奮していたり、発情期(晩秋~冬)や分娩後で攻撃的になっていたり、至近距離で突然出会った場合には注意が必要です。
怪我や事故を防ぐために
イノシシによる怪我や事故を防ぐために、次のことを守りましょう。
(1)近づかないこと
何もしてこない場合は、近寄らず放っておいてください。しばらくするとイノシシは場所を移動します。
(2)ゆっくりと静かに移動すること
近づいてきた場合は、ゆっくりと後ずさりしてください。大声を出したり、急に動くなど刺激を与えるとイノシシが驚いて思わぬ事故につながるおそれがあります。
(3)餌になりそうなものを体から遠ざけること
イノシシは、嗅覚に優れているため、持っている食べ物のニオイを嗅ぎつけて近寄ってくる場合があります。この場合には速やかに食べ物を体から離して、ゆっくりとその場を離れてください。
(4)刺激しないこと
イノシシを追い掛け回すのは絶対にやめてください。興奮して周りの人を襲うなど大きな事故につながるおそれがあります。
近づいて写真を撮る、餌を与えるなどの行為は、周りの人も含めた重大な事故が発生することがありますので、絶対にやめてください。
興奮状態:牙を鳴らして音を出している、毛を逆立てている、慌ただしく走り回っている、地面を足で引っかいているときなどです。
注意事項をまとめたチラシを作成しましたので適宜お使いください。
もしイノシシに出会ってしまったら[16KB docxファイル]
イノシシの出没を減らすために
現在箱根町内においても、人里での野生動物による被害が問題となっています。
その大きな要因の一つとして、野生動物に餌を与えたり、意図せずゴミなどを放置することで、野生動物がそれらの食べ物に依存してしまい餌付け状態となり、その結果人里に出没し、被害が発生していることが考えられます。
イノシシなどに餌を与えない環境を作るために、次のことを守りましょう。
(1)野生動物に餌を与えないこと
野生動物に餌を与えるのは絶対にやめてください。
また、野良猫などにあげた餌を放置することで、イノシシが住み着いていることがあります。
(2)ごみ出しのルールを守ること
ごみを前日や夜間に出すことで、イノシシがごみを荒らし、また、食べ物があると学習し何度も出没することになります。
ごみ出しのルールを守る、頑丈な収集容器を確保するなど、適切なごみ処理を心がけてください。